雪の日の夜

マッチ売りの少女が、寒さに耐えかねてマッチを擦ると
暖かく燃えているストーブ、クリスマスのごちそうのローストチキンやケーキ、
クリスマスツリーが出てきました。
そして、最後の力を振り絞って、最後のマッチを擦ると…
なくなったはずのおばあさんそっくりの人が現れました。

「おばあちゃん！！」
「あたしはマッチの妖精じゃよ。そうかい、あたしはあんたのおばあさんに似てるのかい。
マッチをつけてくれたお礼に、望みをなんでも叶えてあげようかね」
「ほんとに？えっと、あたたかくて、大きなおうちをちょうだい。
寒くておなかのすいているおともだちみんなで、いっしょに暮らすの。
おばあちゃんもいっしょにいてほしいな。」

妖精が、炎のステッキをひとふりすると
りっぱなおうちが現れました。
そこで女の子はまちじゅうの、悲しい思いをしている
子どもたちを集めて、仲良く暮らしたそうです。
もちろん、妖精のおばあちゃんもいっしょにね。

＝＝＝
・女の子がひざを曲げて座っている感じ、昔風のストーブが燃えている感じを出してみました。
・炎のステッキとおだんごヘア、毛糸の肩掛けが、おばあちゃんのチャームポイントです。
・雪が積もったレンガを表してみました。

名前らあゆ 年齢44歳 住所東京都