収穫の秋

弥生時代の秋の日のことです。
人間のだんなさんは、たわわに実った稲を石のナイフで刈り取って、脇に抱えています。
おくさんは、弥生式土器に穀物を入れて持っています。
きっとこのあと高床式倉庫は、みんなが収穫した穀物でいっぱいになるのでしょう。

一方その頃、ねずみの夫婦は。
おくさん「きゃー、あなた腕をどうしたの？」
だんなさん「いててて、ねんざしてしまったよ。
いつもみたいにあの、ごちそうが入ってるおうちの柱を登ったら
なぜか上がれなくて落ちちゃったんだよ。」
おくさん「そういえばニンゲンたちがあのおうちのところで、
こんな話をしていたわ…『ねずみ返しを作ってやったぞ』」
がんばれ、ねずみさん！

・高床式倉庫（高床倉庫）には、自然の恵みへの感謝を込めて太陽のマークが入っています。
・ねずみのおとうさんが三角巾で腕を吊っている感じを出してみました。

名前らあゆ 年齢44歳 住所東京都