結雛 〜むすびな〜

水引の結び方の一つに、あわじ結びというものがあります。
紐の左右を引くと固い結び目ができあがり、一度結ぶと簡単に解けなくなることから、結婚式や快気祝いなど、一度きりのお祝いに使われる縁起の良い結びです。

そんなあわじ結びの両端を繋げ、一つの輪としたものを着物に見立て、さらにもう一つ輪を足して雛人形を創りました。
それぞれ二本の輪が点対称に重なり合っているので、どこから見ても裾が綺麗に広がっています。

中央には黒い三方（さんぽう：胴体に穴が三方向開いている、神様へのお供え物を乗せる台）に銀色の瓶子（へいし：神事で酒を入れる器）。瓶子の中には黄色い水引で飾られた熨斗、そして紅白梅が差してあります。

両脇はお馴染み雪洞を。
本物と同様くるくると回りますよ。
屏風と台は、雛人形がより映えるよう工夫してみました。

子供達に将来良いご縁がありますように。
（うちの子男児だけだけどね！）

名前かろ 年齢34歳 住所埼玉県